誕生ストーリー
股が楽なショーツを作りたかった理由
私自身とても敏感肌で、かなり皮膚が弱かったのです。
お洋服でもゴムの入っているものは、締め付けや生地があたり擦れることでかぶれてしまいました。
そんな状況の中でも一番辛かったのが、ショーツの締めつけでした。
洋服でも、袖にゴムの入っているものはすぐに被れるのですから、ショーツは尚更です。
洋服は選んで着ればいいのですが、ショーツは履かないわけにはいきません。
ほとんどのショーツは、伸縮の為のゴムが入っていますから、肌が被れるという事は免れられなかったのです。
ある時、恥ずかしながら、主人に話しました所、主人があっさり
「寝る時だけでも男性用のトランクスを履いて寝れば!?」
と言ってきたのです。
私は思わず
「履けるわけないよ」
と、返しました。
その気持ちの中には、女性の私が男性用の下着を履くという抵抗感や、女性が履きたくなるような可愛いトランクスが無いという事でした。
それから随分たってからですが、主人が言っていた事をふと思い出し、思いきって生地の柔らかそうなシンプルなトランクスを買って、夜寝る時だけ履いてみたのです。
そうしたら、股の締めつけもなく、股に直接生地があたる事もなく、とてもはき心地が良かったのです。
そこで、女性が履いてもオシャレで可愛く、楽ではき心地の良いレディーストランクスを作りたいと思ったのが始まりです。
会社を作ろう!
その事を早速周りの人に話しましたところ、意外にも皮膚が弱い人も多く、
「股関節のところは、リンパの流れもあって、締めつけない方がいいって
聞いたからゴムの入っていないショーツを履いているのよ」
という人が結構いたのです。
よくよく話を聞いてみると、
「そのショーツは、生地は優しくていいのだけれど…… 股やお尻の部分の履き心地がもう少し良くて、デザインが可愛いショーツがあったらいいな!」
と話してくれたのです。
なるほど!そうかー!
なかなか下着の話、ましてやショーツの話をする事がなかったのでわからなかったのですが、皮膚の弱さや健康の為にショーツを探している方が沢山いらっしゃるという事に驚きました。
そこで、主婦の一念発起です。
私の辛かった経験も生かし、オシャレで履き心地の良いトランクス型のレディースショーツを作ろう!と決めたのです。
とは言ったものの全てが初めての事で何からどう動いてよいのかわかりませんでした。
ショーツを作るのだから、まずは縫製工場を探さなくては……
というところからのスタートでした。
電話帳から一軒一軒お電話してご縁をいただいたのが、地元北九州の縫製工場でした。
物作り、ましてや下着を作ることは初めてでしたので、婦人下着の店に何度も通い、生地・縫製・デザイン等見て回りました。
長い時間、何枚ものショーツの生地の手触りや、縫い合わせを見たりしていたので、お店の方に変な人だなって思われていたのではないでしょうか(笑)
こうして、一つ一つの工程を大切に丁寧に進めていきました。
私は物作りが初めてであるため、下着を作る際の固定概念やルールがなく結果的にはそれが今までになかった革新的な商品開発へ導いてくれたと思っています。
協力会社様に無理なお願いをすることもありましたが、
その情熱を共有できたことで素晴らしい商品が出来上がりました。
マタラクチャーの誕生
商品ができあがり、それをはいた私の第一声が、
「股が楽っちゃー!」
でした。
これは、私の住む地元北九州の方言なのですが、このはき心地を、そのまま商品のネーミングにしたい!
皆様にわかりやすく、親しみやすい商品であってほしいというそんな想いから、マタラクチャーが誕生しました。
メディアで紹介される
レディーストランクスは、今までにありそうでなかった新しい形の女性用ショーツということで、発想の面白さから紹介が紹介を生んで、ありがたいことにたくさんのメディア取材を受けるようになりました。
メディアに紹介されてからは、たくさんのお問い合わせやご注文をいただくようになりました。
ここで感じたことが、いくらメディアでご紹介していただいても、ニーズがなければ商品は売れないはずです。
これだけ多くのお客様にご注文いただいていると言うことは、それだけ女性が求めている商品なのではと確信に変わりました。
さらに健康的なショーツを求めて
これだけ求められている商品だからこそ、より生地・縫製・はき心地にこだわり、心と身体の健康を気遣う皆様に向けて、さらに満足していただく1枚をお届けしたいという想いから、このたび、マタラクチャーショーツの新商品を開発いたしました。
経営理念
1.肌に優しい素材にこだわった締め付けのない下着を身に着けることで、心と身体を開放してストレスフリーな生き方を楽しんでいただきます。
2.作り手の私が商品の一番のファンであり、満足のいく商品を提供することで、お客様の喜びや笑顔につなげます。
3.made in Japan(日本製)にこだわり、常により質の良い商品化を目指します。